会社の部下に関する話。
仮にAさんとここでは呼びます。
Aさんは私がある時にFacebookで社員募集を試しにやってみたら、直接メッセージをくれて入社に至った人である。
未経験の職種だったが、25歳くらいで若いし勢いもありそう、今後のポテンシャルに期待ということで採用に至った。
ただ、私はAさんに入社前にこう言い放った。
「うちの会社は、あなたが思い描いてるのと違う環境なので、自分で高い基準を持って努力しないと成長はできないからね。」
悲しいけど、これは事実であり、先に告げておかないと不幸になる。
それでもいいなら、入社したらいいと思うし、良くないと思うなら他を探したらいいと思ってます本当に。
んで、その後、Aさんは入社したわけですが、
やはり入った部署の先輩や同僚の基準に引っ張られて、入社当時の想いはどこへやら…といった感じで
入社から2年経った今までの間に、少なく見積もっても2、3回は
「退職しようかなと思ってます。」
と、個別に面談する機会もあった。
会話の大半が、先輩や同僚の愚痴をこぼすこと。
そのたびに、私が伝えることは一つだけ。
「誰を基準とするんだっけ?」
その一言だけで面談はほぼ終了です。
入社当時の想いを思い起こすこと。
あとは、気がかりとして、折角退職して、次のとこに行くのであれば、栄転して欲しいじゃないですか。
実績が無いと、今のところより雇用条件が悪くなってしまう。
それはお互いにとって不幸でしかない。
ならば、うちの会社にいる間にも成長して、市場で高く買われる自分になって欲しいと思ってます。
ずっと居て欲しいという思いはエゴです。
市場は流通していなくてはならないし、そうでないと流れが滞ってしまうのは不健康です。
なので、別に同じ会社に居る必要は無いと思います。
そんなAさんの今は、基準設定を見直し、自分で努力するようになって、段々と自分の影響力を広げていってるようです。
数字の実績も伴ってきましたし、逃げ癖から勝ち癖がついてきたようです。
元々、友達関係にも無い私に直接メッセージを送ってくるようなポテンシャルを持ってるわけですから、後は背中を押していったら、たくさん失敗してたくさん学んで、そしてたくさん成長してくれるでしょう。
これからが楽しみです。
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