
私が勤める会社は12月決算で、1月に給与改定があります。
私は管理職なので、自分の部署のスタッフたちに1人1人給与改定通知書を渡していくのですが、
「ありがとうございます!頑張ります!」
と言うスタッフもいれば、
「もっと給料上げて欲しいです…!」
と言ってくるスタッフもいました。
今回の記事は、「もっと給料上げて欲しい」という部下への私の回答内容です。
目次
「給料を上げて欲しい」と言う部下への回答
会社組織に雇われて働く社会人なら、誰しもが考えたことがあることだと思います。
ですが、要求を訴えてくる一方で
「自分の市場価値はいくらか?」
ということを示した提案をセットで要求しない限りは、給与改定なんてありえません。
「給与上げてくれないなら辞めます!」
という人もいるかもしれませんが、こういう訴えの方に対しては、
「じゃあ、辞めたらいいんじゃない。ただし、転職先が決まってからのがいいんじゃない?」
と伝えるようにしています。
さて、今回は辞めたいという話は出なかったですが、以下のコメントをしました。
1.現在の部署でリーダーを目指す
現実的な答えが最初です。
「出世せよ!」ということです。
当たり前過ぎる回答なので、説明は割愛。
2.違う部署へ異動する
もし、内勤の事務職をやっているならば、バックオフィス=コストセンターと見られ、なるべく会社として販管費は安く抑えたいと思っています。
そのため、大幅な給与UPがされる見込みは難しいかもしれません。
それであれば、違う部署へ異動してしまうことが近道の一つです。
売上を獲得してくる部署、例えば営業やマーケティング、企画職などが挙げられます。
売上の数字がそのまま評価に反映されますので、売上を獲得してくれば、成果をアピールして給与改定の交渉をすることも可能でしょう。
3.違う部署の中間管理職の空きポジションを狙う
違う部署へ異動する場合のもう一つの選択肢として回答したのが、
違う部署の中間管理職の空きポジションを狙うというものです。
リーダー、マネージャーの中間管理職のポジションは、誰しもがなれるポジションではありません。
十分なスキル、知識を持っていても、上位者がいる状態では補欠扱いとされ、ポジションは与えられません。
そうであれば、そのポジションを獲得しやすいところへの異動、そして努力で勝ち獲るのが最も早いと言えるでしょう。
4.業務改善・効率化をした成果を数字で示す
いくら頑張りました!と訴えられても、評価は覆ることはまずありません。
では、どういうアプローチはしたら会社は動くのか?
ズバリ、数字で示すことが大事になってきます。
自分の行動・成果の結果として、売上や経費などの数字にどのようなインパクトを与えたか。
具体的な数字や%(パーセンテージ)で示さなければ、給与に反映されることは限りなく低いでしょう。
5.新商品・サービスを開発し、新たな売上を立てる
日々、やっている業務でノウハウが溜まってきているので、それを基に新商品・新サービスの開発を企画します。
そして、それを営業して既存顧客や提携先等へ販売します。
結局のところ、外からの売上UP、外部からのお金を得ることをしなければ、ご自分の給与をUPするというのは非現実的なのです。
安く仕入れて高く売るが、商売の基本です。
社員も安く仕入れたいと思うのが会社ですが、一方で高く売ってきてくれる社員には、高い給与を支払ってもいいと思うのも会社です。
まとめ
いかがでしたか?
実際に上記5つのことを勧めましたが、聞いた本人はため息混じりに帰ってしまいました。
けれど、ここまで考えて準備した上で要望しないと、到底聞き入れられるものでもありません。
場所を変えて話すのであれば、正直なところ副業したら?
とこちらのサイトを勧めていたと思います。
副業解禁時代でもあり、個人が会社に所属せずにお金を稼ぐ手法は無数にある時代です。
まずは、一つ行動を起こすことが最初の第一歩かなと思います。
それが結果として、今の仕事での出世にも繋がったという声も耳にします。(私自身もそうでしたし)
まずは、これらの行動か、副業活動を始めてみられたらよいと考えます。
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